VOL.286過去問演習を見据えた受験戦略
先日、名門会神奈川エリアの保護者会で講演をさせていただきました。
タイトルは「過去問演習を見据えた受験戦略」というものでした。
通常この時期は「夏休みの過ごし方」のような内容をお話しすることが多いのですが、秋以降を見越して夏休みにやることを決めていくという、少し踏み込んだ内容になりました。
ただ、時間が25分と短いところに内容が盛り沢山だったため、はや足の説明になってしまった感が否めません。
当日もブログのここを参照してくださいのように省略したことが多かったので、その時紹介した回のリンクを改めて貼っておきたいと思います。
VOL.129 過去問演習の重要性
VOL.252 秋の対策
VOL.136 過去問の点数
VOL.165 過去問演習と普段の学習
VOL.257 過去問は繰り返し解いた方がいい?
VOL.254 志望校対策
VOL.164 麻布の過去問対策
VOL.168 基本の完成
VOL.163 中学受験算数の基本とは
VOL.167 難問対策
話の内容は
・過去問演習によって何を得られるのか
・過去問演習で広さと深さを掴む
・学校によって過去問演習の重要度が異なる
・夏休み終了までに基本を完成させたい
・そもそも基本とは何か
・合格する確率を上げるには志望校の出題傾向に合わせた学習が効率的
・最後のひと伸びで栄冠を勝ち取ろう
といった流れでした。
細かいことは上に貼ったリンクに書いてありますので、答え合わせをするような感覚で読んでいただければ幸いです。
基本とは「合格に必要な最低限の知識とそれを運用する力」だと私は考えています。
ですから学校ごとに基本は異なるということになります。
そこで過去問演習が重要となってくるわけです。
「過去問演習を通じて『合格に必要な最低限の知識』がどういったものなのかを認識してもらい、普段の学習に活かしてください。」というのが今回一番伝えたかったことです。
そして『それを運用する力』の養成は我々講師の出番だと思うのです。
知識は集団授業や独学でも学べるかもしれませんが、『力』はそう簡単に身につくものではありません。
本ブログでも再三書いてきたと思いますが、『力』の養成が受験算数では最も重要であり、個人差が大きいところでもあるのです。
この個人差は教える側にも当てはまる訳で、誰から教わっても良いというわけではありません。
やはり我々のような専門家が真剣勝負で取り組んでこそ、生徒さんも『力』がつくのだと思います。
金田の本気を味わいたい方、今ならまだ空きがありますよ。
お会いできることを楽しみにしています。
中学受験・算数の問題などに関する疑問、お困りごとや
金田先生に聞いてみたいことなど、なんでもお気軽におたずねください。
今週の1題平面図形
難易度★★★☆☆
〈図1〉
・四角形ABCDは平行四辺形
・三角形ECDは直角二等辺三角形
・∠DFCは90°
・面積は △ABE=4.8cm2 △ECF=2.8cm2 △FCD=7cm2
(1)三角形EFDの面積を求めて下さい。
(2)三角形EBCの面積と∠EBCを求めてください。
解答が表示されます