VOL.329【夏休み】集中学習の準備 ― 気分転換 ―
当ブログですが、今年に入り「1問全力解析」をずっとやってきたので、過去問解説サイトのようになっていました。
「1問全力解析」は普通の解説と違い、解くために必要な要素を5つ程挙げ、それについて詳しく解説するという、あまりなかったスタイルをとっています。
これからその学校を目指す受験生の皆さんが内容を理解し、今後の勉強に活かしてくれれば、かなりの実力アップが見込めるのではないかと自負しています。
ただ、広く受験生全般向けかというと、そうでもないかもしれません。やはり、取り上げた学校のレベルがそれなりなので、そういった層に適した内容になっている可能性があります。
また、受験で結果を残すためにはただ勉強ができるということだけではなく、体調管理や精神的な強さも必要となってきます。当ブログは受験で結果を出すことを最大の目標にしているので、過去問の解説だけという訳にはいかないでしょう。また、今の時期は受験生の学力がまだ発展途上ですから、過去問を解くにはまだ早いことがほとんどです。
過去問以外の内容もたまには良いですよね。ということで、今回は「気分転換」について書きます。
少し調べると勉強時間内での「気分転換」は必要という意見がほとんどですね。
理由は
・脳の機能低下を防ぐため
・集中力を欠いた状態でやっても効率が悪い
・リフレッシュによりやる気が上がる
等だそうです。デメリットは
・単純に勉強時間が減る
・つい休憩を多く取りすぎてしまうことがある
といったことが考えられます。どちらも管理する人間がいれば大きな問題にならないでしょう。メリットがデメリットを上回っているように思います。
具体的にどのような気分転換が効果的かについても色々と言われていますね。
・散歩
・ランニング
・外の空気を吸う
・音楽を聴く
・仮眠
・読書
・場所を変える
・飲み物を飲む(これから暑くなるので水分をとりながらの勉強はむしろお勧めです)
といくらでも出てきます。軽く体を動かし、気分を楽に出来ればリフレッシュできそうです。
小学生の勉強時間は最大で平日6時間、休日10時間程度だと思いますが、そのうちどれ位を休憩に充てるか、そして、その休憩の間は何をするのがよいか、意外と悩ましいですね。
私個人は3時間程度ならぶっ通しでも何ともありませんし、5分程コーヒーでも飲みながら休憩すればその後も3時間程度ならある程度の集中力を保つことが可能です。実は勉強しながらも抜くときは抜いているので、長時間の勉強にも耐えられるのでしょう。
小学生はこのようなことはなかなかできないので、《45分やった後に15分休憩》といったリズムで勉強している受験生もいると思います。
当然、《3時間やって5分休憩》というリズムには量では対抗できないので、勉強時間を伸ばし、休憩時間を短縮する方向で鍛え上げていくようなことになります。
個人的には《50分やって10分休憩》というリズムで十分かなとは思っています。《1時間50分やって10分休憩》とそんなに変わらないように思うからです。むしろ前者のほうが効率が良いかもしれませんね。
夏休み前までに色々と試して、自分に合ったリズムを発見する、というのが良いのかもしれません。
一方、時間は特に決めないという考え方も当然あります。算数は特にそうなのですが、夢中で解いていたら2時間経っていたなんてこともよくあります。この濃密な時間は中断したくありませんね。
休憩の時間については以上ですが、気分転換のために何をするかについては小学生の場合注意が必要かもしれません。
金田的にやって欲しくないものを挙げます。
・テレビを見る(ユーチューブ等の動画含む)
・ゲームをする
・漫画を読む(ただし歴史漫画等はギリギリセーフ)
実は平均的な受験生はいかに上の3点を排除するかが合否を分けている気がします。
やることをやっているのにどうも成績が伸びない受験生はこっそりゲームをしていたなんてことが多いです。
自分は休憩時間はリラックスすることを心がけていましたが、体操が良いのか、目をつぶるのが良いのか、個人差があると思います。
これも夏休みの前までに、自分に合った気分転換法をみつけておきましょう。
夏休みは勉強漬けの日々ですから、丸1日ぶっ通しで勉強という訳にはいきません。それまでに自分に合った気分転換のスタイルを確立し、夏休みの勉強の効率を最大まで引き上げましょう。
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