VOL.301試験中のおススメ戦略を紹介!
今回は試験中の戦略について考えてみたいと思います。
入学試験の場合、それなりに難易度が高い問題が含まれていることが多いので、満点を狙わなければならないということは少ないと思います。
とりあえず、7割以上取れれば十分というケースが多いのではないでしょうか。
単純計算だと、4問中3問正解で7割5分ですから、そのあたりが狙いとなります。
前半8割正解、後半6割正解、平均して7割正解という狙いでも良いでしょう。
この場合、後半でプラス1問があれば、合格へかなりの前進となります。
ただ、いきなり7割取ることはできないので、5割キープをどれ位の時間で達成できるかが重要となります。
5割キープの時間が短ければ短いほど、全体の点数はまとまります。
ということは、5割キープの時間を短縮する練習が有効であると考えられる訳です。
具体的には、入試問題と同等か少し優しめのパッケージされた問題を半分以下の制限時間で解く方法があります。
この際、制限時間は大きく削ってかまいません。
決められた時間内で、得点の最大化を目指してください。
ここで期待できる効果は
・取捨選択
・解答順
・基本問題の解法の習熟度
これらをレベルアップできることでしょう。
さて、序盤で半分の点数がキープ出来れば、残り時間で、あと半分取れば良いことになり、気持ちがかなり楽になります。
この気持ちが楽という状態がかなり重要です。
30分経ったのにほとんど点数がキープできず焦っている状況と比べて貰えば明白だと思います。
さて、全体に目を通したとして、とりあえず飛ばすものとしては、以下のものが考えられます。
①場合の数
②苦手分野
③問題文が何を言っているのか、良くわからない
④大量の書き出しが必要
⑤既視感がない
⑥解法が思いつかない
⑦明らかに計算が煩雑
他にもあるでしょうが、このあたりが代表的だと思います。
どれもそう簡単ではないでしょうが、書くことで局面を打開できそうな問題や、時間をかければなんとかなりそうな問題を粘り強く拾っていけば、7割キープも見えてくるのではないでしょうか。
今後は、過去問演習や模試で、自分にとって①から⑦の中でどれが点数を取れる可能性が高いかを掴むようにしてください。
掴んだあとは確率の高いものから躊躇なく手を付けていくようにしましょう。
それによって点数の最大化が目指せるでしょう。
次回につづく
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