VOL.185【受験お役立ち情報】 -日常生活で使える算数的思考力!-
今世界中がうんざりする位、新型コロナウイルスに振り回されています。
この状況を打破するにはどうしたら良いのでしょうか。
少なくとも人任せではずるずると沼に引き込まれてしまう可能性が高いでしょう。
やはり個々の自覚が大切です。
特に「感染予防の徹底」がポイントになります。これを「人との接触を断つ」方向で行おうとすると、いつまでもまともな生活をすることができません。「0コロナ」は現実的ではないのです。
簡単に言えば「感染」しなければ良いのです。
社会生活を営むことが前提なら、あるいはウイルスとの共存が必然なら、「曝露」は避けられません。
例えば喉にウイルスが数個ついたとしてもそれはまだ「曝露」であって「感染」ではありません。うがいで洗い流すことができれば特に問題はありません。
また、免疫力が高ければ、ウイルスを撃退してくれます。
よって、大切なのは以下になります。
①手洗い
②うがい
③免疫力の強化→バランスのとれた食事・十分な睡眠・日光浴・ストレスの低減
④生活まわりの消毒(特にトイレ)→トイレは便座とドアノブ・食後テーブルを拭く
⑤鼻の洗浄
①~④までは今までも触れてきたと思いますが、⑤は初めてなので少し説明したいと思います。
私は鼻が悪く何年も通院しています。そこで勧められたのが「鼻の洗浄」です。
私の場合は細菌の感染症でしたが、ウイルスにも有効とのことです。
市販の洗浄機や、洗浄用の液も売っていますが私は使っていません。
具体的なやり方は、コップ1杯のぬるま湯にティースプーン1杯弱の食塩を混ぜ、それを鼻から吸い込み口から出すというものです。
左右片方ずつやるのですが、マグカップ1杯で十分な量になります。
温度はお風呂のお湯と同じぐらいが良く、冷水だと吸い込みにくくなります。食塩水の濃度も重要で、0.9%だと鼻水と濃度が等しくなるので痛くなりません。
せっかくですので、0.9%の食塩水の作り方を考えてみましょう。
ティースプーンすりきり一杯は約5ccなので、食塩が何gとれるか考えてみます。
塩の比重は2.16g/cm3ですが、スプーンですくった時は隙間ができるので、実際の比重は軽くなります。しっとりとした塩や精製塩等で変わってきますし、保存状態(ゆるめか固めか)によっても変わってきます。正確な比重が知りたければ各自調べてください。
ここでは塩の見かけの比重を1.3g/cm3として計算を続けることにします。
ティースプーンすりきり一杯だと
1.3×5=6.5(g)
で出来上がる食塩水が少し多すぎるので、3分の1弱で2gとることにします。
ここからは算数になりますね。
〈問題〉2gの食塩に何cm3の水を加えると0.9%の食塩水ができますか。整数で答えてください。ただし水の比重は1g/cm3とします。
〈答〉220cm3
〈解説〉公式を適用して ※元=比÷割合
2÷0.009=222.2…
≒222(g) →食塩水
求めるのは水なので
222-2=220(g)
上のまま単位だけ変えて答でも良いのですが、厳密にやるならば
220÷1=220(cm3)…(答)
ということで、ティースプーン3分の1弱の食塩を大きめなコップ(現実的にはマグカップ)に混ぜて食塩水を作れば、鼻は痛くなりません。
実際は作ってみて試すのが安全なので、小学生がやる場合大人が吸い込んでみてからやるのが安全でしょう。
外から帰っってきたら、「手洗い」「うがい」「鼻洗い」を習慣にすると良いと思います。
仮に⑥を加えるとしたら「お茶・紅茶(カテキンを含む飲料)を飲む」です。ほぼ効果がありそうなのですが、実証データはまだ示されていないようなので、今回は外しました。
ここで気が付いたのは、今巷で言われている対策があまり入っていないことです。
ここから先は私個人の意見なので、参考程度にしてください。
①マスク→そもそもウイルスをブロックする性能面に疑問がありますし、酸素の摂取量は明らかに減るので、小学生の場合はデメリットの方が大きいと思います。
②ワクチン→私は専門家ではないので、何が真実かは分かりませんが、疑問に思うことがあることも確かです。1つは国民が皆、ワクチンを打たなければならないほど流行っているのか、もう1つはそもそもワクチンは効くのか、の2つです。また、ワクチンの成分が何かを調べると、本能的に打ちたくなくなります。これには自分のDNAが書き換えられることを容認できるかという難しい問題を含んでいます。
③3密→これを避けるというのは主な感染経路が「空気感染」「飛沫感染」という前提に立っているわけですが、専門家の先生の意見ではそれらで感染するにはウイルスの絶対量が足りないようなのです。レジに並ぶのにも「距離を取れ」なんていうのはナンセンスだと思います。
以上は私の独り言のようなものですが、できればご自身で調べてみてください。
かなりの数の専門家の先生が、マスメディアとは異なる意見を発信しています。
最終的にはいろいろな意見を吟味し、自分の頭で考えて、明るい未来をイメージできるようにしましょう。
中学受験・算数の問題などに関する疑問、お困りごとや
金田先生に聞いてみたいことなど、なんでもお気軽におたずねください。