VOL.180【受験お役立ち情報】 -1年後に必ず結果を出す 優先順位-
新型コロナウイルスの感染拡大により 11都府県に「緊急事態宣言」が出されました。
私は個人的に今回の「緊急事態宣言」には疑問を感じてしまいます。
以前も書きましたが、大切なのは感染予防の正しい知識と自己免疫力の強化だと思っています。
※疑問の理由は最後に書きます。
ここで、ひとつ希望が持てるニュースが飛び込んできました。
お茶に新型コロナウイルスを不活性化する効果があるらしいのです。
お湯で淹れた緑茶・紅茶には99%以上の効果があり、市販のペットボトルのお茶は効果があるものとそうでないものがあったそうです。
お茶に含まれるカテキンの効果である可能性が高いです。
カテキンはインフルエンザではすでに効果があることがわかっているそうです。
ただし、人が飲んだ時の効果はまだ実証されていないようなので、今後の研究結果が待たれます。
飲んで効果があるなら、飲食店の自粛は不要になりますね。食後あるいは帰り際にお茶を飲めば良いだけになります。私は今日からお茶の量を増やしています。
さて、今回からそれぞれのレベルについて、1年後に結果を出すためにはどのような方針で臨めば良いかを書いていこうと思います。
まずはレベル分けですが、前回の内容を引き継いで、偏差値が低い方から
「計算」
「数量」
「図形」
「上級」
「応用」
としたいと思います。
◎「計算」レベルの方針
このレベルでネックになると思われるのは分数の計算です。四則計算ができるようになるまで練習する必要はあります。
ただし、何も考えずにモリモリ計算練習を繰り返すだけというのは少し危険です。
やはり、根本的な意味というものを理解していないと、先々で躓く可能性が高くなります。分数の意味するものを他の人に説明できる程度は理解しておくべきでしょう。
計算は量をこなさないと身につかない面がありますので、毎日何題か計算問題を解く時間を設けなければなりません。
ただし、本人が苦痛に感じてしまうと、算数がますます嫌いになるかもしれません。量の調節は絶対に必要だと思います。この量なら毎日頑張ることができるというラインを見つけてください。
そして、計算ミスがほぼなくなったら、毎日の計算は1題だけにすれば良いでしょう。私が直接みてもう大丈夫と感じたら「0」でも良いとアドバイスすることもありますが、一般的には毎日1題は最低限のたしなみのようなものです。
また、数の感覚を磨くことも必要です。
大小の感覚、約数・倍数の感覚、あり得る(あり得ない)範囲の感覚等、鍛えなければならないことはいくつもあります。
このゾーンの受験生は学習の習慣が身についていないか、学習耐久力がないかどちらかであることが多いです。それを解消するためには「気分よく学習する」ことが必要です。
「計算」は丁寧にやればほぼ正解できるはずなので、このゾーンの受験生に一番必要であると思われる「正解する喜び」を感じることができるでしょう。
なるべくリラックスした状態で、ゆったりと計算し正解するという経験を積んでください。
スピードは徐々についてくるはずなので、正解することを重視して取り組んでみましょう。
「計算」でコツをつかんだ後は、1行題でも同じような感覚で毎日取り組む訳です。
そしてそれが「算数できる組」への道につながります。
※私が「緊急事態宣言」に疑問を感じてしまう理由とは・・・
今回の措置は「医療崩壊を未然に防ぐため」であると理解しています。
その対策が「飲食店の午後8時以降の営業禁止」とは一体なんなのでしょうか。
一部の業種に負担を強いる上に効果が疑わしいですから、困ってしまいます。
もちろん、政府の決定ですからそれに逆らうつもりはありません。
中学受験・算数の問題などに関する疑問、お困りごとや
金田先生に聞いてみたいことなど、なんでもお気軽におたずねください。
今週の1題計算問題
難易度★★☆☆☆
(1) 8 9 ÷ 3 11 =
の商が整数の時、あまりはいくつですか?
(2) 1 14 ×(2 11 17 -1 11 13 + 10 11 )+ 1 13 ÷ 7 12
を計算して下さい。
解答が表示されます