VOL.176【受験お役立ち情報】 -コロナ対策

受験お役立ち情報場合の数

今年は本当に色々なことがありました。
特に「新型コロナウイルス」によるパンデミックは、未だに出口の見えない深刻な問題になっています。

中学入試においては、「出る」かどうかが焦点になります。
時事問題としての「新型コロナ」は、「社会」や「理科」では大問題でしょうし、「国語」でもテーマとして取り上げられる可能性があります。
一部では縁起が悪いから出ないといった噂もありますが、当てにはなりません。

ここではまず「理科」について、考えてみることにします。
受験生のたしなみとして、押さえておかなければならないことにはどんなものがあるでしょうか?質問形式で考えてみます。

①ウイルスって何?

よく細菌と混同されるのですが、ウイルスには細胞や細胞膜はありません。細菌ではないので、治療で抗生物質を使えません。生物かどうかについても争いがあるようです。

ウイルスは他の生物の細胞にとりつき、自らを複製します。

外側の殻とその内部の核酸(遺伝情報)からなり、コロナウイルスは殻のトゲトゲが王冠(coronaラテン語)に似ていることが名称の由来だそうです。

②DNAかRNAか?

核酸の構造がどうなっているかです。DNAは二重螺旋構造になっています。はしごを捻ったような形ですね。

それに対してRNAは、はしごの縦木が1本になったような作りになっています。

コロナウイルスの核酸はRNAです。

何が違うかと言うと、DNAは主に遺伝情報の蓄積・保存を行うのですが、RNAは一時的な処理を担うので、必要に応じた合成や分解が行われる頻度が高くなります。

これが、コロナウイルスがどんどん変異する理由です。

③強毒化?それとも弱毒化?

変異していくとどうなっていくかを考えてみます。

ただし、ここからは一般論になります。ウイルスの変異には不確定な要素が多々あり、断定的な事は言えません。

仮に感染した人を短期間で死にいたらしめるような毒性の強いウイルスがあったとすると、そのウイルスは多くの人に感染するでしょうか。

短期間の間に別の人に再感染しなければならないことを考えると、その系統は途絶えがちになると考えられます。

一方、毒性の弱いウイルスは、長い時間体内にとどまると考えられるので、その分その系統が途絶えにくくなります。

ですから感染予防がしっかりなされれば、ウイルスは弱毒化すると考えることができます。

実は、春頃の横浜クルーズ船のような閉鎖的な空間は、強毒化していく可能性が高かったと考えられ、実際そのような状況だったように思います。

④免疫とは何か?

個人でできる感染症対策はいくつもあります。手洗い・うがいの敢行や、マスクの着用等、このブログでも何回か書いています。

私が今大切だと思っているのは「免疫力の強化」です。

では、「免疫」とは何でしょうか。

簡単に言えば体内に侵入してきた異物に打ちかつ能力(自然免疫)のことです。異物と反応する抗体を作り発病を抑えること(獲得免疫)もそれに含まれます。

「免疫力」が強ければ、発病する可能性は低くなります。

今の世の中の風潮は、空気中を漂っているウイルスを1個でも吸い込んだら、それでアウト、のような感じですが決してそんなことはありません。

ウイルスが侵入しただけの段階は曝露と言って、感染とは区別されています。

曝露の段階で免疫によってウイルスを退治してしまえば問題ありません。

私は専門家ではないので、伝聞に頼るしかありませんが、100万個単位で体に入らないと、感染にはいたらないということのようです。

当然、免疫力が落ちていれば少ない個数でも感染しやすくなってしまうので、日頃から(自然)免疫力強化を意識することが大切だと思います。

※現在のマスメディアの報道はPCR検査陽性者を感染者とカウントしているように思います。PCR検査陽性者の中には曝露しただけの人も含まれるはずなので、個人的にはそのあたりのことを是正していただかないと困ると考えています。

まだまだ書きたいことはありますが、「算数」の話に移りたいと思います。

正直「算数」は関係ない可能性が高いですね。

ただ、VOL.151の確率の問題は要注意だと思います。

この問題は医師免許の国家試験でも類題が出されているので、中学受験に降りてくる可能性は十分あります。

さらに、「1人が2人にうつすとすると30日後に何人になってますか」のような規則性の問題も考えられます。

以上見てきたように、「新型コロナウイルス」に関係する問題は色々と考えられます。

でれば、問題を見た瞬間に「やった!」と思えるような準備をしておきましょう。

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今週の1題場合の数

難易度★★★☆☆

〈図1〉のように格子状に49個の点が並んでいます。図の上が北方向です。

 

点の上を動点Pがさいころの目に従って移動します。
さいころは通常の1~6の目があるものと、正八面体のものの2個を同時に振ります。正八面体の8つの面には東・西・南・北・北東・北西・南東・南西・の8つの方向が書いてあり、点Pはその方向にさいころの目の分だけ進むものとします。ただし、外側の辺に達したときは反射の要領で進みます。また、角に達したときはそのまま戻ります。

〈図2〉は進み方の例です。

点Aから
東と1→Dとなります。
東と3→Dとなります。
北東と1→Eとなります。
北東と3→Gとなります。
北東と4→Cとなります。

点Bから
北東と3→Fとなります。

最初に点Pが〈図1〉の0にある時、目の出方が何通りあるか(1)、(2)について答えなさい。

(1)さいころを2回(2セット)振って点Pが0にあるような場合

(2)最初は〈北、5〉が出て、その後2回(2セット)で点Pが0にあるような場合

クリックすると
解答が表示されます
<答>(1)136通り (2)66通り
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プロフィール

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執筆

金田雅昭 講師
【名門会家庭教師センター】

受験算数指導のエキスパート講師、男女御三家や早慶附属中など難関校への合格実績多数。

合格実績

灘中、開成中、桜蔭中、慶應義塾中等部、女子学院中、麻布中、栄光学園中、聖光学院中 他

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