VOL.172【番外編】 -マスクのメリットとデメリット-
先日、アメリカ大統領選挙・討論会を見ていたら、マスクをするしないで意見が対立していました。
果たして自由の国アメリカがマスク着用義務化なんてことになるのでしょうか。
一方、日本はどうかというと、すでに実質的マスク着用義務化状態になっているように感じます。
これはマスクに効果があるかどうかということよりも、
「マスク警察が怖い」
といった同調圧力が原因になっているような気がします。
もちろん学校でもマスクをするように指導していると思いますが、マスク着用にはデメリットもあることを知って頂きたいと思います。
ということで、今回は批判覚悟で
「マスクを外す勇気を持とう」
をテーマとしたいと思います。
まず、マスクをすることのメリット(新型コロナ対策)を確認します。
✓咳・くしゃみによる飛沫の飛散を防ぐ
✓ウイルスに触れた自分の手が口や鼻に触れることを防ぐ
✓咳エチケッにかなう
ということで、健康な人はマスクをする必要があまり無いような気もします。
また、ウイルスのサイズがかなり小さいため、普通のマスクをしてもウイルスは通り抜けてしまうことも言われています。
WHOは当初マスクには予防の効果は無いので着用不要と言っていたと記憶しています。
なので、マスクをしない主義の人もいないことはないのですが、世の中がそれを許さない状況になっているかもしれません。
今日も街を歩いているとすれ違う人全員がマスクをしていました。
日本人は、今後は一生マスクをつけ続けるのでしょうか。
実は最近少し風向きが変わっているのを感じます。
例えばWHOがロックダウンの中止を要請したり、厚労省も指定感染症の等級の見直しを検討するそうです。
ですので、マスク狂騒曲も終息に向かう流れに入るのではないでしょうか。
そうなると、マスク着用のメリット・デメリットを知った上で、場合によってはマスクを外す場面も必要になってくると思います。
実はデメリットはかなり深刻です。
まず、随分と早い時期から日本小児科学会が
「2歳未満の子どもにはマスク不要、むしろ危険!」
と警笛を鳴らしています。窒息の恐れ等があるそうです。
2歳未満は危険で小学生には危険はないと言い切れるかどうか、微妙だと思います。
小児科学会は
「学校での常時着用義務」
に対しても
「授業中も話さない時は外していい」
と呼び掛けています。
実際、文科省のマニュアルも
「基本的に常時着用」
から
「身体的距離が取れない場合はマスクを着用」
に見直しが行われるという記事を読みました。
さらに海外の学者さんの中には
「大人にとっても危険がある」
という意見もあります。
では本題に入ります。マスク着用のデメリットを挙げていきます。
✓酸素の吸入量が減る。
そうなると低酸素症を引き起こすことがあり、免疫力の低下を招く。
また、酸素が不足することによって脳にダメージを負う可能性も否定できない。
これは子どもにとって致命的である。
✓マスクが気になって触ってしまうとかえってウイルス感染のリスクが増大する。
✓口呼吸になりがちで、口から直接ウイルスを吸い込むことになる。
口呼吸には数々のデメリットがあり、特に子どもの場合、歯並びや顔立ちに影響がでることもある。
また、成績や自律神経への悪影響も考えられる。
✓そもそも不衛生(特に布マスク)であり、感染した場合に呼気によりマスクに付着したウイルスを再度吸い込むリスクもある。
確かにマスクを着けると息苦しくなることがあります。
酸素が不足していたのですね。
この酸素不足による脳へのダメージがどれほどなのか私にはわかりませんが、
「大したことはない」
とも言い切れません。
上に挙げたデメリットは悲観的過ぎるかもしれませんし、必ずしも実証されたものではないかもしれません。
しかし脳にダメージを負ってしまってからでは取り返しがつきません。
私が今回マスクについて書いたのも、将来のある子ども達が、同調圧力の犠牲になる可能性があることに憤りを感じたからです。
読者の皆様におかれましては、これを機会にマスクを着用することのメリット・デメリットについて考えていただければ幸いです。
スウェーデンでは自粛も最低限でマスクもほとんど着けていないそうです。
それでもイギリスあたりと比べても被害は抑えられているようです。
明らかにマスクを着けないとまずい場面を除いては、極力マスクを外すことを推奨します。
マスクを外す勇気を持とう!
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