名門会【 中学受験 直前対策特集 】
名門会のプロ教師による1対1【 桜蔭中対策 直前特訓 】
算数<桜蔭中学入試問題分析>
■入試傾向<処理能力が重要な出題>
桜蔭の算数は、例年大問5題構成となっており、式や考え方を書かせる形式となっている。頻出分野としては、図形・速さ・規則性などが挙げられ、特に図形に関しては移動や切断・構成など複雑なものが含まれていることもある。全体的にどの問題に対しても、高い処理能力が必要とされることが多い。
■2017年出題<見た目ではなく題意の正確な把握を>
2017年度は、【Ⅰ】計算・場合の数(二進法)、【Ⅱ】立方体上の点の移動、【Ⅲ】容積、【Ⅳ】表面積の和、【Ⅴ】立体の切断となっている。立体が多く見られるが、【Ⅱ】、【Ⅳ】は本質的には速さ、和と差など他の単元に関する問題であるため、見た目に惑わされないこと。【Ⅴ】の切断では、抜けている部分の立体がどうなっているかの認識力が問われる。
■2018年対策<正確な処理能力の養成が鍵>
桜蔭の算数においては、難問は少ないものの、処理に手間取る問題が見られる。日頃から問題文を正確に把握し、図や式・考え方を残し、どのようなプロセスで解いていくのがよいか試行錯誤する必要がある。基本知識・公式や考え方を押さえた上で、頻出単元である図形や速さについては、見方や図の整理の仕方に注意して訓練しよう。規則性など数に関する分野でも、論理的に考え、それを表現する訓練を積むことで処理能力向上を図るのがよい。
【 <開成・算数>頻出テーマ 】
【1】立体図形、【2】数の性質・規則性、【3】場合の数・条件整理
◆ <桜蔭中学>過去3年の入試データ
年度 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | 合格者最低点 |
---|---|---|---|---|---|
2017 | 516名 | 501名 | 269名 | 1.9倍 | 非公表/320点 |
2016 | 538名 | 523名 | 266名 | 2.0倍 | 非公表/320点 |
2015 | 655名 | 629名 | 271名 | 2.3倍 | 非公表/320点 |
◆ <桜蔭中学>科目別問題分析
科目 | 配点 | 時間 | 問題 用紙 |
解答 用紙 |
解答時間 /1問 |
問題傾向・分析 |
---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 100点 | 50分 | B4 | B4 | 3.1分 | 本文6500字、問題別傾向<客観10%・記述85%・知識5%>、記述問題600字 |
算数 | 100点 | 50分 | B4 | B4 | 3.1分 | 途中式あり、作図なし |
理科 | 60点 | 30分 | B4 | B5 | 0.8分 | 作図あり、問題別傾向<記号85%・用語15%・記述0%> |
社会 | 60点 | 30分 | B4 | B5 | 0.6分 | 問題別傾向<記号45%・用語50%・記述5%>、漢字指定あり |
桜蔭中学合格体験談
※ 過去の名門会「中学受験体験談」より抜粋、昨今の社会事情をふまえ、受験生は似顔絵・イニシャルでご紹介しています。

「受験勉強にも個性は大切」
M.Yさん 【 合格校:桜蔭中・渋谷教育渋谷中・浦和明の星女子中 】
入会時から受験直前まで変わらぬペースのまま、桜蔭中合格を見事勝ち取りました。彼女には課題を増やすだけでは逆効果と判断し、いかに知的興味を引くかを優先して指導方法を組み立てました。例えば理科の化学分野などは中学受験の枠組みにこだわらず、興味の向く限り高校範囲まで踏み込むこともありました。偏差値はみるみる上がり、直前期には各科目自然と勉強量も増え、桜蔭受験生としての準備も備わりました。【長谷川 卓也先生<談>】

「オリジナルカリキュラムで逆転」
Y.Tさん 【 合格校:桜蔭中 他】
「何をやっても国語が伸びません」 初めての授業でそう伝えられ、その日、細かく原因を分析しました。その上で桜蔭中の合格をゴールとして逆算し、限られた時間で最大の効果を生むためのカリキュラムを考え、本格的なスタートとなりました。過去問の取り組み、教材の活用法、すべてをYさんのために工夫して進めていったのです。得点が上がり始めてもYさんは気を抜くことなく、毎回課題の完成度を高く保ち続けていました。【庄司 あかね先生<談>】

「女子最高峰を攻略するための特別な対策」
H.Sさん 【 合格校:桜蔭中・豊島岡女子学園中・渋谷教育幕張中・東邦大東邦中 他 】
小5の秋に指導をスタートしましたが、Hさんはその頃から大変優秀で、小5でありながら渋幕の過去問で合格者平均点が取れるほどでした。ただし、さすがに女子最高峰の桜蔭中の国語はレベルが違うため、特別な対策が必要でした。過去問の本文の掘り下げと、記述解答の添削、出題意図に沿った解答作成法、あらすじの要約の練習などを徹底的に行い、絶対合格すると確信できるレベルで本番を迎えることができました。【大庭 宏之先生<談>】