名門会【 中学受験 直前対策特集 】
名門会のプロ教師による1対1【 女子学院中対策 直前特訓 】
算数<女子学院中学入試問題分析>
■入試傾向<多問速答型+αの難関>
女子学院の算数は、例年大問数に変化はあるものの、設問数はおよそ25問でほとんど変わらない。40分という時間を考えれば、かなり正確な処理能力とスピードが必要となる。分野的な偏りはほとんどなく、満遍なく出題されるが、作業が面倒な問題も増えてきており注意が必要である。
■2017年出題<高得点勝負の予感漂う出題>
本年度も例年同様の出題数といえる。少しひねってあるのは、【1】-(6)の値段の取りうる範囲と【4】の時計算くらいだが、問題文を正しく読み取り、式を立てれば問題なく解ける。ここ数年に比べると典型的な問題(問題集で見たことのあるレベルの問題)が多かったため、ミスの許されない出題となっている。
■2018年対策<時間配分と正確性とスピード>
女子学院の算数を解くにあたって一番のネックは試験時間である。試験時間に対して解答箇所が多く、全体を見通すだけでも苦労する。解ける問題をいかに素早く、正確に解くか。また、問題の見切りの精度を上げることで、最大限の正解を導く訓練が必要となる。日頃の学習から1問に対する時間を意識し、確実に正解することを心掛けたい。また、過去問を通して40分という時間の使い方を身につけておくことも重要である。
【 <女子学院・算数>頻出テーマ 】
【1】平面図形、【2】割合と比、【3】立体図形
◆ <女子学院中学>過去3年の入試データ
年度 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | 合格者最低点 |
---|---|---|---|---|---|
2017 | 676名 | 652名 | 278名 | 2.3倍 | 非公表/400点 |
2016 | 695名 | 673名 | 270名 | 2.5倍 | 非公表/400点 |
2015 | 971名 | 873名 | 340名 | 2.6倍 | 非公表/400点 |
◆ <女子学院中学>科目別問題分析
科目 | 配点 | 時間 | 問題 用紙 |
解答 用紙 |
解答時間 /1問 |
問題傾向・分析 |
---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 100点 | 40分 | B4 | B4 | 0.9分 | 本文5900字、問題別傾向<客観70%・記述25%・知識5%>、記述問題215字 |
算数 | 100点 | 40分 | B4 | B4 | 1.9分 | 途中式あり、作図なし |
理科 | 100点 | 40分 | B4 | B4 | 0.7分 | 作図あり、問題別傾向<記号65%・用語35%・記述0%> |
社会 | 100点 | 40分 | B4 | B4 | 0.8分 | 問題別傾向<記号55%・用語25%・記述20%>、漢字指定あり |
女子学院中学合格体験談
※ 過去の名門会「中学受験体験談」より抜粋、昨今の社会事情をふまえ、受験生は似顔絵・イニシャルでご紹介しています。

「1点を失うことが命取り! ミスの原因を徹底追究させた」
K.Hさん 【 合格校:女子学院中・浦和明の星女子中・渋谷教育渋谷中 】
頭の回転の速さに加え、解けなければすべて書き出すこともいとわない粘り強さが武器でした。一方で、正確に図や式を書く意識には欠けていたため、ミスを連発し、停滞期もありました。女子学院の入試では1点を失うことが致命傷となることを強調し、自分の解法のどこがミスにつながったのかを追究させました。冬期講習以降は、塾が扱う問題のレベルが下がり、物足りなさを感じていたため、私の指導では難易度を下げることなく解かせ続けました。【梅原 淳子先生<談>】

「体験から学ぶ指導で、4年生から強固な基盤を作った」
H.Oさん 【 合格校:女子学院中・豊島岡女子学園中・東邦大東邦中 他 】
4年生からの指導で、当時はどんな展開図からどんな立体ができるかを体験的に知ってほしくて、工作の宿題を毎週作りました。また、答えを“筆算と暗算だけで求めてしまう癖“が抜けず、ミスをした箇所がわからず見直しができなかったため、答えを求めるまでの式や図を書くことを徹底しました。6年生の秋には着実に進めてきた成果が出てきて、式や図もしっかり書けるようになり、急激に成績が伸びました。【鈴木 藤子先生<談>】

「理科の不安を払拭し、濃密な授業で“武器”に変えた」
Y.Kさん 【 合格校:女子学院中・渋谷教育渋谷中・東邦大東邦中 】
理科に不安を抱えての入会。素直で前向きな姿勢に加え、“時間が限られている”という緊張感が、内容の濃い指導で実現しました。基本演習で不安個所を見つけ、ポイントを解説。徐々に難度を上げていくうちに、“不安教科”が持ち前の理解力から直前には“武器”となる程の仕上がりを見せてくれました。平常心で臨めた本番終了後、「理科が一番よくできました」との連絡を受け嬉しく思いました。【梅原 淳子先生<談>】