VOL.4場合の数

場合の数


みなさん、いよいよ新学年スタートですね。
さらに気合が入っていると思います。
今週も頑張っていきましょう。

まずは先週(ブログvol.3<3/31号>)の問題ですが、ぱっと見た感じ解けそうな気がしたと思います。
実際(1)はそれほど難しくはなかったでしょう。
ところが、(2)は結果的に間違えてしまったというケースが多かったのではないでしょうか。

間違えたけれど、解説を読むとすんなり理解できる問題はよくあります。
正解できるだけの実力がありながら、うっかり等でたまたま不正解になってしまったと思われがちですが、実は違うのです。
厳しい言い方かもしれませんが、不正解は実力です。解き直したらできた、ではダメなのです。

先週の問題の場合、よくある問題と少し違っていることに気が付く必要があったのです。
この「気付く」という力を養うということは「集中力」「注意力」を養うということです。
ではどうすればこの2つの力をつけることができるのでしょうか。
私がお勧めしているのが、初見の問題を解くときは意識的にギアを上げるというものです。
その問題を正解すれば実力がアップするという意識を持って全力で取り組むのです。
頑張った分だけ「力」がつきますよ。

塾では定期的にテストを行います。
その成績によって、クラスが上がったり下がったりするので、どうすればテストで良い点数がとれるかは、皆さんが最も知りたいことのひとつかもしれません。
算数の場合、選択問題で“まぐれ当たり”のようなことがありませんから、実力より上の点数を取ることは難しいです。
そうなると、点数を多く取るにはミスを減らすことが一番大切になります。

ミスには原因があり、それぞれ対策を施さなければなりません。
保護者の方からの相談が一番多いのが計算ミスなので、今回は計算ミスについて私の考えを書きます。

計算ミスを減らす一番の方法は「余計な計算をしない」ことです。
言い換えれば「計算量が減るように工夫しながら計算する」ということです。
特にミスが出やすいのが筆算なので、筆算をしなくても済むような工夫が価値が高いということになります。
また割り算もミスが多いので、極力逆数の掛け算で処理するようにします。
そうなると分数が苦手というわけにはいかなくなります。
計算の中では「分数」「分配法則(逆)」が重要なので、必ずマスターしておいてくださいね。
それでも、人間である限りはミスを完全に無くすことは難しいでしょう。
検算を習慣化しておく必要があります。
計算を速くしようとすると気持ちが焦りミスを呼びます。
「ゆったり解いても結果的に速い」というスタイルを獲得できるように頑張ってください。

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今週の1題場合の数

A、B、C、D、E、F、G、Hの8人から,学級委員長1人と副委員長2人と図書委員3人を選びます。
また、学級委員長と副委員長を合わせて学級委員と呼ぶことにします。
それぞれを別の人が担当するとき、次の問いに答えなさい。

(1) 学級委員長と副委員長と図書委員の選び方は、全部で何通りありますか。
(2) AまたはBのうち少なくとも1人が学級委員を担当するとき,学級委員長と副委員長と図書委員の選び方は、全部で何通りありますか。

クリックすると
解答が表示されます
<解答> (1)1680通り (2)1080通り
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プロフィール

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執筆

金田雅昭 講師
【名門会家庭教師センター】

受験算数指導のエキスパート講師、男女御三家や早慶附属中など難関校への合格実績多数。

合格実績

灘中、開成中、桜蔭中、慶應義塾中等部、女子学院中、麻布中、栄光学園中、聖光学院中 他

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